あいさつ状は個性的に!

 よく見かける文例です。

(年賀状)
 明けましておめでとうございます。
 昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

(暑中見舞)
 きびしい暑さが続いております。
 熱中症にも十分注意され、ご健康第一にお過ごしください。

 これらをお読みになってどのように思われますか。どこにでもありそうな文章ですから、あまり印象に残るものではないでしょう。
 私どもが年賀状などを差し出すのはあいさつ、礼儀でしょうか。
 そうではない、と私は考えます。私どもの年賀状などはあくまで「営業」なのです。事務所を知ってもらい、業務を依頼してもらうためなのです。
 ですから、どこにでもあるような内容、よく見かける文面では印象に残りません。少しは記憶に残るような体験や感想を書くべきでしょう。
 それではどのようにして記憶や印象に残るような文章を書けばよいのでしょうか。私のおすすめは簡単です。それはメモ帳と雑記帳です。
 メモ帳は普段から持ち歩くことが大切です。そして、ちょっと思いついたこと、新聞やテレビ・ラジオからこれはと感じたことをメモしておきます。時間が経つと忘れてしまうことが多いものですから、そのつどメモすることをおすすめします。
 そして、それらをメモ帳から雑記帳へ移しておくことも大事です。そうしませんとメモだけではやがて失われてしまいます。1年でだいたいノート1冊ほどになります。
 この雑記帳を基に年賀状や暑中見舞の文章を作成します。ネタがあるのですからそれほど苦労しないであいさつ状は作成できます。
 これは使えないな、と思ったことも時間が経てばこちらの意識も変化しますから意外と利用できる場合があるものです。まずはこまめに記録してください。
 年賀状などの文章はちょっとしたエッセイとして作成されることをおすすめします。そうすれば紋切り型のものではありませんから、受け取った方に何らかの印象を刻みます。
 その当座は何の依頼にも結びつかないかも知れませんが、何かの機会に思い出してもらえる可能性はあります。どこにでもあるようなあいさつ状とのちがいです。試されてはいかがでしょうか。
 私が毎回千通近いあいさつ状を出していたときは、3件ほどの問い合わせがありました。正に千三つです。
 このことからもおわかりのように最低300通程度はあいさつ状を出し続ける必要があります。
 依頼は忘れたころにやって来る、とも言われています。どうぞ継続してください。

(参考)今年の暑中見舞原稿です。本文は縦書きです。

 残暑お見舞い申し上げます
◆おかげ様で開業三五年目となりました。十分過ぎるほど満足です。開業時、三年も持たないだろう、と言われましたので三年は継続しようと必死でした。アルバイトをしながら何とかかんとか持たせました。意思の上にも三年(?)、とか。
◆七二年目にして「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」を発症しました。お腹から腰周辺に赤いおできがぽつぽつ出来ました。痛みはなくかゆみでしたので助かりました。明らかに老化現象。
◆買い物もいろいろですが「骨つぼ」を買った方は少ないのでは。理由は散骨を依頼してあるのですが、全部、海へ流すのは忍びないようなのです。そこで、一部保存して後は海へ。骨つぼはもちろんネコ型。わーい!
  ボス猫の見かけぬ日々や秋へ入る 葉 笑

 二〇二二年 初 秋  行政書士 黒 田 広 史


2022/06/01

名刺については講義でも説明しています。今日は補足と ...>>続きを読む



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